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銀・水銀・アンモニア…月の土は元素の宝箱

月面には銀などの多彩な物質があるという分析結果を米航空宇宙局(NASA)などの研究者がまとめ
22日付の米科学誌サイエンスで発表した
 
NASAは昨年10月、無人探査機「エルクロス」を月の南極にあるクレーターにぶつけ,舞い上がった噴煙を観測した
その結果、銀や水銀、アンモニアなど、予想以上に多くの物質が含まれていることがわかった
 
こうした物質は隕石(いんせき)などで月に運ばれてきたとみられる
ただ、銀は採掘できるようなまとまった形では存在しないという
研究チームは「月の土壌は予想以上に変化に富み
調査したこの場所は、まるで元素の宝箱のようだ」としている
 
さらに、今回の詳細な分析で、噴煙には155キロ・グラムの水も含まれており
全体の重さの約5・6%を占めていることもわかった

2010年10月23日 16時05分 提供元:読売新聞
タグ:科学 天体
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「モンスター銀河」200個発見…東大など

国立天文台と東京大学などの研究グループが
大量の星を生み出す活発な「モンスター銀河」を約200個見つけたと発表した
 
南米チリに設置したアステ電波望遠鏡と、赤外線天文衛星「あかり」の観測データを分析して判明した
これほど多数のモンスター銀河をまとまって観測したのは世界初という
 
国立天文台の廿日出(はつかで)文洋(ぶんよう)研究員と東大の河野孝太郎教授らは
可視光では見えない銀河を電波などで探索
南半球の星座「がか座」の方向に198個の銀河を発見し、このうち196個がモンスター銀河とわかった
いずれも、地球から80億光年以上離れている
 
天の川銀河は1年間に数個の恒星しか作り出さないが、モンスター銀河は、数百個から1000個も生み出す
質量が大きく、宇宙の成り立ちを左右する未知の「暗黒物質」が密集する場所にあると考えられている
今回の成果は、暗黒物質の正体に迫る手がかりとなる可能性もある

2010年10月02日 17時28分 提供元:読売新聞


タグ:宇宙 銀河
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8月の海面水温が過去最高…サンマ不漁の原因に

今年8月の日本周辺海域の平均海面水温が、人工衛星などを使って観測を始めた1985年以来
過去最高だったことが気象庁のまとめでわかった
 
海面温度の上昇は、サンマなど回遊魚の生態に影響を与え、不漁の原因になっている
 
同庁によると、8月の日本周辺海域の海面水温は平年より1・2度も高かった
0・85度の差があった94年を抜き、過去最高値を観測
勢力の強い太平洋高気圧が張り出し、海上でも炎天下が続いたとみられ
三陸沖と日本海では平年より3度以上高い地域もあった
 
海面水温の上昇で打撃を受けたのがサンマ漁
「全国さんま棒受網漁業協同組合」(東京)によると、7月上旬から8月31日までのサンマの漁獲量(速報値)は昨年の2割にあたる8350トン
例年は北方領土の東に漁場ができるが、今季はサンマがほとんどいない状況が続いている

2010年09月09日 18時18分 提供元:読売新聞

タグ:自然 サンマ
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ベニズワイはメタン好き、日本海底に密集

東京大などの研究チームは18日、新潟県沖の日本海の海底で
大量のメタンが湧出(ゆうしゅつ)する場所を好んで、ベニズワイガニが密集していることがわかったと発表した
 
メタンを湧出する環境がベニズワイガニにとって良好なエサ場となっていると見られるが、詳細は不明
日本海には、白いシャーベット状のメタン化合物の塊で
燃える氷として注目される「メタンハイドレート」が埋蔵されている可能性があり
研究チームの松本良・東大教授は「カニの密集を調べることで
メタンハイドレート探査の手がかりになる」と期待している
 
研究チームは、メタン湧出地である新潟県沖はベニズワイガニの一大生息地であることに着目
海中ロボット「ツナサンド」を使い
ベニズワイガニが生息する直江津港沖合30〜40キロの海底12か所(各800平方メートル)を連続撮影した
 
大量のメタンが湧出する9か所では、通常の生息密度の数倍〜約80倍、最大3341匹ものカニが密集していた
メタン放出が少ない残り3か所は平均か全くいなかった
 
カニは、メタンを起源とする炭酸塩などでできた岩や
メタンを栄養源とする微生物の集合体「バクテリアマット」などに特に密集
そこではエサとなる生物が豊富と見られる

2010年08月19日 01時53分 提供元:読売新聞
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弥生の足跡くっきり、木の周り歩いた森林跡出土

奈良県御所市の中西遺跡で、弥生時代前期(約2400年前)の森林跡が出土したと
同県立橿原考古学研究所が4日、発表した
 
森の広さは約3000平方メートルで
ヤマグワ、ツバキ、オニグルミ、栗など22種類の樹木約200本(直径2センチ〜1メートル)が立ち並ぶ
大洪水の際、一気に土砂で埋もれたとみられ
弥生人が木の周囲を歩いた足跡が、くっきり残っている場所もあった
1〜1・5メートルの土砂に埋まり、真空パックのように残ったらしい
 
北側に隣接して水田跡約1700平方メートルも見つかった
これまでの調査と合わせると水田跡は合計1万7000平方メートル以上で全国最大規模
現代の里山に似た風景が復元でき
同研究所は「森と共生し、農作業にいそしんだ弥生時代の人々の暮らしがわかる」としている

2010年08月04日 21時03分 提供元:読売新聞
タグ:奈良 弥生 遺跡
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誕生時の質量・太陽の320倍!超巨大恒星発見

英シェフィールド大学などの国際研究チームは
地球から約16万光年離れた大マゼラン雲の中のタランチュラ星雲で
誕生時に太陽の320倍の質量を持っていたと推計される過去最大の超巨大恒星を見つけた
 
光り輝く恒星の質量は、進化の最後でブラックホールになるのに関係すると考えられているが
これまでは太陽の150倍程度が、質量の上限とされていた
 
研究チームは、チリにある大型望遠鏡を利用して
比較的若い恒星が密集する二つの星団を観測し、巨大恒星を次々と発見
この中で最大の恒星の明るさは、太陽の1000万倍、質量が265倍だった
この恒星の質量を約100万年前の誕生時にさかのぼって計算すると、太陽の300倍を超えた

2010年07月22日 21時06分 提供元:読売新聞


タグ:宇宙 太陽
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オランウータン、群れ交流の橋渡る…ボルネオ島

マレーシア・ボルネオ島で群れが孤立した野生オランウータンの移動を助けるために
東京・多摩動物公園の飼育員らが架けた消防ホースの「つり橋」が
実際に使用されていることが画像で確認された
 
飼育員らが所属するNPO法人「ボルネオ保全トラストジャパン」(東京都品川区)の森井真理子事務局長(57)は「ホースの橋を増やし、孤立を少しでも解消したい」と話している
 
同団体によると、画像が撮影されたのは6月27日午後1時半頃
センサー付きの監視カメラが、橋を渡る1匹のオランウータンの姿をとらえた
 
ボルネオ島ではパーム油生産のために森が伐採され、々を伝って移動するオランウータンの群れが孤立
群れの交流がなくなって、種が弱くなる懸念が指摘されている

2010年07月14日 17時36分 提供元:読売新聞
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噴火10年の三宅島、緑の回復進まず

2000年に雄山(おやま)で噴火した伊豆諸島・三宅島(東京都三宅村)は26日
本格的な火山活動が始まって10年を迎えた
 
島の中央に位置する標高775メートルの雄山
山頂部を囲む「環状林道」の内側はガスの発生地点があり、立ち入り許可が必要な危険区域だ
 
今月上旬、樋口広芳(ひぐちひろよし)・東京大教授(生態学)らの調査に同行し足を踏み入れた危険区域では
10メートルを超す深さの溝に、おびただしい数の枯れ木が横倒しになっていた
火山灰の層は水を通しにくいため、雨水が集中する場所で山肌が削られ、谷のようになったという
 
島の緑の回復は遅い。山頂部は裸地のままで、中腹はガスに強いシダやススキが中心
ふもとのスダジイやタブノキなどの高木は噴火後、幹から直接葉が出る「胴吹き」が見られ
再生が期待されたが、結局はガスで葉も枯れた
 
樋口教授は、「いまは草木の根が地盤を固めたり、土壌の有機物を増やしている段階
ガスがなくなっても、山頂部が森に戻るのは、何十年も何百年も後になるかもしれない」と語った

2010年06月26日 13時38分 提供元:読売新聞
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エルニーニョ終息、秋にはラニーニャの可能性

気象庁は10日、昨年6月に発生していたエルニーニョ現象が、今年春に終息したとみられると発表した
 
エルニーニョ現象は、ペルー沖の太平洋赤道海域の海面水温が、平年より0・5度以上高い状態が続く現象
同庁によると、太平洋東部にある監視海域の海面水温は、昨年12月をピークに下がり始め
今年春にプラス0・5度未満になったとみられる
 
一方、同庁は今秋にかけて
同海域の海面水温が平年より0・5度以上低くなるラニーニャ現象が発生する可能性があると明らかにした
発生すると、冬場は北日本を除き、低温になる傾向にあるという

2010年06月10日 20時10分 提供元:読売新聞
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家康の府中御殿跡か、JR府中本町駅前で発見

東京都府中市のJR府中本町駅前にある武蔵国府関連遺跡で
徳川家康がタカ狩りなどの際に使用した「府中御殿」とみられる建物跡が見つかったと
府中市が14日、発表した
 
御殿の主要部はまだ確認されていないが、これまでに約20〜50平方メートルの建物跡計4棟が出土した
これらを囲む柵の柱穴が約1・8メートル間隔で延べ約100メートルにわたって並んでいるのが見つかり
御殿の範囲は南北75メートル以上、東西55メートル以上に達することが分かった
石組みの井戸の内部からは火災で焼けた痕跡も見つかった
 
いずれも、家康の時代の建築技術の特徴があり、御殿はこの付近で1590年に造営され
1646年に焼失したとする記録が残っていることから、府中御殿跡の可能性が高いと判断された
現地説明会は15日午前10時〜午後4時に行われる

2010年05月14日 21時54分 提供元:読売新聞
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