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南極観測船、今季も接岸は困難…備蓄燃料で生活

今季の南極観測を指揮する渡辺研太郎・第54次南極地域観測隊長(国立極地研究所教授)は
12日の記者会見で、観測船「しらせ」の昭和基地周辺への接岸は
分厚い氷の影響により、昨季に続き困難との見通しを示した
 
しらせは11日に東京・晴海ふ頭を出港
オーストラリアで観測隊員を乗せた後、来年1月初旬までに停留場所への到着を目指す
 
しらせは今年1月、同基地付近の氷や雪の影響で18年ぶりに接岸を断念
基地から約20キロ離れた地点から物資を輸送したが
基地で使用する燃料を予定の6割弱しか運べず、隊員らは備蓄用の燃料で生活している
渡辺隊長は「しらせがどこまで基地に接近できるかが鍵だが、今後の観測に影響がでないよう、物資輸送を着実に行いたい」と話した

2012年 11月12日 21時08分 提供元:読売新聞
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